後ろめたい気持ち

query_builder 2021/04/11
開業進捗状況
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 2022年10月1日開業を目指して準備を進めていますが、正直に申しまして、「後ろめたい気持ち」を隠してこのホームページを作っている自分がいます。今回は、そのことに向き合ってみたいと思います。

何に対する後ろめたさか

 間違いなく職場への後ろめたさです。現在は職場に辞めることを伝えていません。勤務先では退職を申し出る期限が定めらていますので、それを守れればよいだろうという考えもあります。ただ、次の人材を見つけていただく準備期間を考慮すると少しでも早めに伝えるべきだとも思っています。少なくとも半年前には伝えるつもりです。
 そういったことも考慮して開業日を決定しましたが、なにか違和感が残っています。

 それは、いずれ辞める人間が、今の仕事や未来に繋がる仕事にどこまで携わるべきなのか。現状で全力で取り組んだとして、辞める自分は職場の「未来の仕事」に対して責任を果たすことが出来ないのではないか。という思いによるものなんだと思います。

 ありがたいことに今の職場では、様々な仕事の話をいただけます。その多くが新しいものを作り上げていく仕事です。そういった仕事はすぐ形になることが少なく、年単位のスパンで成果が見えてきます。

 関われる期限が決まっている自分がそういう仕事をすべきなのか。疑問に思っています。

 そして、そういう疑問を抱えたまま自分のこと(開業)への準備を進めていることに後ろめたさがあるのだと思います。

勤務先と自分の未来

 なぜ、開業したいのか・・・
 「開業への思い」に記しましたが、自分のためなのです。自分の望む未来を叶えるために開業を考えました。
 
 私は今の仕事が気に入っています。仕事の「実務的な内容」だけを考えれば今の職場でも十分継続できると思います。

 ただ、仕事は「実務的な内容」だけではないと考えています。自分の大切にしている思いが仕事を通じて相手に伝わることも「仕事内容」と思っています。仕事を通じて自分に関わる方(家族、友人、お客様など)が前向きになれる、笑顔になれるといいなと思っています。抽象的でわかりにくいですよね。
 つまり、仕事は何をするかではなく、誰にするかが大切だと思っています。

 今の職場にはそういった考えが全く無いと言っているわけではありません。
 今の職場には職場としての目指すべき未来があり、その仕事が多くの方の助けになったり、賛同を得られるのだと思います。
 
 ただ、自分の思い描く未来とは方向が違うというだけです。

 飾らずに言うと、自分の思いを汲んだやりたいことが、組織(職場)のルール・方針ではできないという状況が嫌になってしまっただけなんです。

 最初は単なる職場への反骨心みたいなものが開業へのエネルギーになっていたことは否定できません。自分が開業したらもっといいものを作れるとか、自分ならこうするとか、そんな思いが自分を動かす一つの要因でありました。
 
 そういった思いが、「職場を出し抜いて」という後ろめたさを作っている気もします。

なぜ準備をすすめているのか

 後ろめたいなら準備なんてやめればいい。そう思われて仕方がありません。

 しかし、準備なしに開業はありえません。開業資金・場所・サービス内容・・・必要なものが開業したいときに天から降ってきて、簡単に始められたいいのですが、世の中そんなふうには出来ていません。

 私は、「自分自身がそのサービスを受けたいと思う」「自分の家族や友人にも自信を持って進められる」仕事をしたいと思っています。そして、それを共有して下さる方々(仕事仲間やお客様)と一緒に自分の仕事を良くしていきたい思っています。

 実現したい夢のために、準備は必要です。

 準備という意味では、このホームページでの記事の更新は、開業時にインターネット上で自分のお店のホームページを検索できる状態にしておくことが当初の狙いでした。簡単に申しますと、単にホームページを作っても、GoogleやYahoo!のような検索エンジンでは検索されないのです。検索エンジンに私のホームページの存在を知ってもらい、覚えてもらうことで検索に引っかかることが出来ます。そのためには、存在を知ってもらう確率をあげるために、なるべく多くの記事を書くことが必要なんです。

 想像してみてください。いざ開業した時にホームページが検索に引っかからない事態を・・・お店の情報をお客様に見ていただくことすら出来なければ、お客様に関わることすら出来ないかもしれません。私のサービスが良いのか、悪いのかそういった情報すら得られないかもしれません。

 ですから、このホームページを立ち上げました。今では、それだけの役割ではなく、自分の思いや考えを形にし残すことで、自分の頭の整理が出来たり、自分の考えを振り返ることができる大切な資料になり始めています。

 開業に向けて準備を進めなくてはいつまでたっても絵にかいた餅であること、今ある生活を守るために仕事を続ける必要があること・・・どちらも私にとっては重要な問題です。新しい仕事ー今の仕事、その2つを両立されることは矛盾しているのでしょうか。そこに答えが出ないので、後ろめたさが付きまとうのでしょうか。

今の職場でどう働くか

 正解なのかわかりませんが、今私の中にある開業までに職場でやるべきと考えることは以下のものとしています。

  • 自分が今までに得た経験・技術を職場のスタッフに伝えること
  • 職場の方針・目的を達成するために必要な仕事をすること

 私が辞めても職場はなくなりません。職場には職場の目指す姿があります。それを実現するために自分が何ができるのかを考えた結果、上記2つになりました。

 自分の思いや方向性と違うから、そういう考えをする職場のトップに文句や不満を言って働くことに意味はあるでしょうか。きっとそんな状態に陥ってしまっては職場全体の雰囲気が悪化してしまうでしょう。
 私が開業して一緒に仕事をする仲間が増えたときに、そんな職場の雰囲気にしたくはありません。ですから、今、私がそれをやっては絶対にいけないのです。

 だとすると、職場(上司)の考える目指す姿を、私なりに(自分の芯は持って)支えていくべきと思います。将来は職場にいないとか、開業の準備をしているからとか、そういうレベルの話ではなく、今の職場が将来に繋がるために「今できること」にしっかり目を向けようということです。抽象的に書くと自分が何をすべきか簡単に見失いますので、より具体的に記しておくことにします。

 余談ですが、私は自分のことを「強い人間」と思ったことがありません。意思が弱く、楽できるなら楽したいと思います。ただ、それでは自分を満足させる結果を得られないことも知っています。
 ですので、自分がやると決めたルールは必ず守るようします。それも「〜を意識する」とか「〜を心がける」などと抽象的にすると守っているか怪しくなるのでなるべく具体的に定めています。
 そうしないとすぐに投げ出してしまうので・・・それくらい自分を信頼していないんです。

開業までに今の職場ですべきこと

  • 自分が今までに得た経験・技術を職場のスタッフに伝えること
  • 職場の方針・目的を達成するために必要な仕事をすること

この2つを踏まえたやるべきことを具体的に記しておきます。

  1. スタッフを対象としたサービスのコンセプトと技術に関する情報交換会を定期的(退職までに30回以上)に開催する
  2. 現在かかえる対外的事業(県のアスリート育成事業関係2つ、高校教育関係1つ、チームサポート関係2つ、健康・スポーツイベント関係2つ)について、私の役割や今後の方針を明確化し共有しておく(私でなくても対応できるようにしておく)
  3. 職場が掲げる目標・目的に対して、現状で実現可能な方法を探し目標・目的達成に向けたプロセスを上司へ提案し続ける。
  4. 職場のために新しいことへチャレンジを試みている同僚に気付いたら必ず声をかける。

以上であります。もちろん、通常の患者様やお客様に対するサービスも大切な仕事ですので、それをしっかりやっている上でとなります。

 後ろめたい気持ちがなくなったのかはわかりませんが・・・少なくとも、今自分がすべきことは明確になったと思います。きっとこれだけでは足りないんでしょうが、必要になったら今回挙げたことを修正しつつ、開業日まで過ごしたいと思います。

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カラダのメンテ

住所:長野県松本市蟻ケ崎4-9-5 MKビル2F東

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