東京2020オリンピックまでのサポートを通じて

query_builder 2021/08/04
トレーナー活動記録
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 様々な考えが往来する中、東京オリンピックが開催されています。私はある競技のトレーナーとして参加してきました。

 東京オリンピックでの仕事が終わった今、私にとってのオリンピックを振り返りたいと思います。

オリンピックまでのサポートを振り返る

 2019年からある競技のナショナルチームへのサポートをさせていただいておりまます。
 サポートは世界選手権やアジア選手権といった国際大会への帯同が主であり、普段は選手が勤務先に来てくださり、そこでコンディショニングやトレーニングのサポートをしていました。

 今回代表に選ばれた一人の選手とは約4年間の付き合いです。その日々が集結するのがこの東京五輪でした。

 もっといえば、その選手は東京五輪で引退を決めていましたので、その選手にとっては選手生活そのものの集大成が東京五輪であったと言えます。

 私は、国際大会の舞台に限らず、普段の関わりの中から東京五輪に向けてやるべきことをやるということを大切に考えていました。これは、一緒に準備してきた選手と共通の理解であったと思っています。

 ですから、私はこのオリンピックという舞台でも、普段通りやるべきことをやるという思いがブレないようにしようと思っていました。

オリンピックの存在

 4年に一度のオリンピックを目指す選手にとって、ワールドカップや世界選手権、アジア選手権などの国際大会は、通過点的な位置づけになると思います。

 良かったこと、悪かったこと、全ての反省をオリンピックに向けて生かす。という流れです。ですが、オリンピックにはある意味で次がありません。準備してきたことを最終的に表現する場なのです。

 加えて、今回に関してはサポートした選手は引退を決めており、「選手」としても次がありません。この大会が全てでした。

 意識の中では普段通りと思っていても、そういった普段感じることのできないものが、どこかでプレッシャーとなっていたと思います。

 自分で自信を持ってやりきったと思えるところまでやり、あとは選手を信頼して託す。

 シンプルですが、私はアスリートサポートにとって重要なことと考えています。

 自信を持ってというところには、単に大会期間中だけでなく、そこに向けた準備の日々も関わってきます。その日々でも自信を持ってやりきったと思えるかが大切だと思います。

 そういう準備をしてきたつもりですが、オリンピックという舞台は様々な思いが詰まり、大切にしていたものを見失いそうになると実感しました。

 なるべく普段通りと思っていても、自分のサポートが十分なのか不安に思ったり、もっとこうすればよいと自分の考えを押し付けそうになったり、目に見える結果(例えば関節可動域がよくなった、股関節の力が入りやすくなった)を求めて評価結果を重視したくなったりと・・・

 この4年間のサポートにおいて普段から大切にしていたことは、東京五輪で選手が持てる力を出しきれるかというところですが、そこが見えなくなりそうになっていました。

改めて感じたこと

 そういったプレッシャーの中でも、サポートさせてもらった選手は、「清々しい気持ちで準備ができている」と言ってくださりました。

 選手のその言葉を聞くことで、私自身も普段通りを見失わないようにサポートができていると思うことができました。

 レース後に、「今ある力をすべて出せた」という言葉が聞けました。

 その言葉を聞いて、安堵と充実感が押し寄せてきました。
 今回の経験を通じ、あらためて誰かをサポートすることの楽しさを学びました。

オリンピックが始まる前に思ったこと

 最後に、レースが始まる前に思ったことを書いておこうと思います。

 アスリートやそれをサポートするチームに携わり学んだことは、目標に対して「今なにをすべきか」を考えてその日を生きることが大切だということです。

 オリンピックという目標に向けて準備をしてきたアスリート、チームスタッフ、そして自分。それぞれが「今なにをすべきか」に責任をもって取り組んで、明日を迎えます。

 人生は一度きり。だれのために生きるのか?

 自分は自分のために生きたいと思います。

 自分はこれからどうするのか?そのために今できることは何か?

 自分に責任を持って生きたいと思います。

 だれかのための人生ではなく、自分ための人生を歩む。結果的にそれはだれかに貢献することになる。助けになる。そのために、自分のために生きたいと思います。

 今の世の中、いろいろな声が聞こえてきます。だからこそ、だれかのためではなく、自分のために。昨日も、今日も、明日も変わらずに自分が今できることをやり続けます。

 そうやって仕事ができていることを幸せに思います。

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カラダのメンテ

住所:長野県松本市蟻ケ崎4-9-5 MKビル2F東

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