冬季競技ナショナルチーム帯同記録 2021-2022シーズン(10)
ナショナルチームへ帯同が終わるたびにアップしているこの記録ですが、気がつけば10回目となりました。
W杯の選考を兼ねた国内大会がもうすぐそこまで迫っています。
今回の合宿帯同では、自分のケアコンセプトをしっかり持つことの重要性を再認識しましたので、書き記しておきたいと思います。
フィードバックをもらえるありがたさ
コンセプトの重要性を再認識したきっかけは、私が対応した選手を後日別のトレーナーが対応した際に感じたことを教えて下さったこと、また、ある選手が私のアプローチに対する率直なフィードバックをして下さったことによります。
トレーナーの仕事をしていると、自分の行っていることが本当に正しいのか分からなくなり、不安になることがあります。また、自分では良いと信じ込んでいても、そうでは無い事もあります。
ただ、人を相手にしている仕事であり、確立された正解がない中で自分の手技等のサポートが正しいのかは判断が難しいのも事実と思います。
そのような状況において、自分のコンセプトをしっかり持っておくことはとても重要です。
自分の行いがコンセプトに対して、少なくともYESかNOかは判断が出来るためです。
恐らくコンセプトの下での行動が出来ていれば、一貫性は保たれると思います。自分の中での一貫性は物差しのような機能をすると思います。
ですから自分の中での一貫性を保たなければ、自分が行った事への評価も出来なくなる可能性があると考えています。
フィードバックをどう受け止めたか
最近の私はこのコンセプトに対する意識が薄かったと感じています。
技術的な自分のトレンドに気を取られ、何をするにもそれをするという発想になっていたと思います。
前述したトレーナーや選手からのフィードバックは、そのような状況を表すような内容となっていました。
アスリートに関わる以上、パフォーマンス発揮を支援する事が大前提です。
そのパフォーマンス発揮のベースとして身体の軸(バランス)が取れていることが重要と思います。
私の行うケアがしっかりそこに辿り着いているのかが重要で、そうやって取り組むことで一貫性が生まれると考えます。
重要なレースが近付いてきている今だからこそ、もう一度自分の基本を振り返っておこうと考えます。
フィードバックを受けたときに私が考えるのは、「これからどうするか」です。
これからどうするかを考えることはトレーナーとして働く上での不安に向かうエネルギーになるとも思います。
カラダのメンテ
住所:長野県松本市蟻ケ崎4-9-5 MKビル2F東
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