冬季競技ナショナルチーム帯同記録 2021-2022シーズン(11)

query_builder 2021/09/21
トレーナー活動記録
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 今回の帯同はW杯選考を兼ねた国内レースの1週間前となりました。

 今までの帯同経験から今回のサポートで気をつけた点をまとめておきたいと思います。

レース前のサポートで気をつけた点

 レース前のサポートでトレーナーとして気をつけた点は主に以下の2つです。

  • 練習メニューの違いを意識すること
  • 1回ですべてを解決しようとしないこと

 それぞれについて少し説明してみます。

  • 練習メニューの違いを意識すること

 トレーニング期とレース前では練習メニューが異なる点に気をつけるといことです。

 
 トレーニング期は強化が目的になります。

 身体の強化には効果的で効率的にある程度の負荷をかけることが重要です。

 当然練習メニューも選手がケガをしないギリギリのラインを攻めるように負荷の設定がなされています。

 

 レース前はレース本番で身体の状態がよくなることが目的になります。

 したがって、練習メニューも試合で必要な動きや、身体がフレッシュになるような負荷の設定になります。

 

 トレーナーとしてはトレーニング期であれば、高負荷に対してケガをしないようにサポートすることがかなり重要になりますが、レース前であればいかにコンディションを高めていくかサポートすることが重要となります。

 

  • 1回ですべてを解決しようとしないこと

 これは前述した練習メニューにも関わりますが、レース前のこの時期はレースで好調であることが最大の目的ですので、そこに向かって選手とどうやってコンディションをあげていくかを考えていくことが重要になると考えています。

 つまり、上り調子になるように階段を一歩ずつ進めていく過程が重要と考えています。

  逆に、一回のアプローチで良くしようと思うと、一気に3段抜かして階段を駆け上がるようなもので、失敗すれば階段から落ちてしまいます。

 これはコンディションを上げるサポートとしては失敗する確率が高くなります。
 レース前にこのようなリスクを犯すわけにはいきません。

 可能な限りリスクを排除し、練習メニューにあせて確実に一段一段登っていくことを意識してサポートすることが重要となります。


 今回はレース前時期のサポートで気をつけていることをまとめてみました。レースに向けて良いサポートができるように継続して意識したいと思います。

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カラダのメンテ

住所:長野県松本市蟻ケ崎4-9-5 MKビル2F東

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